子どもに関わるすべての職種向け基礎教材
発育不全~身体的ネグレクトと発育不全について最低限知っておくべき15の事柄~
日本語版
「うちの子たちはみんな、母乳を飲んでいる間は小さかったんです」
「この子は大丈夫です。今日は咳を診てもらいに来ただけですから」
これらは、発育不全(体重や身長が月齢・年齢相応に増えていない状態)を指摘された際に、養育者から実際に語られた言葉です。発育不全は身体的ネグレクトの最も一般的な徴候のひとつですが、養育者自身がその問題に気づいていなかったり、指摘されても認めようとしないケースが少なくありません。
発育不全の多くは、栄養不良によって引き起こされます。その背景には、授乳・離乳食の与え方や経済的な困窮、養育者自身の精神的な課題など、さまざまな要因が存在します。
このeラーニングモジュールでは、発育不全を正しく理解し、身体的ネグレクトや基礎疾患の可能性も踏まえながら原因を見極め、適切に評価するための15の事柄を、実際の症例や成長曲線とともに学びます。
本教材は、全11タイトルの基礎教材シリーズ「子ども虐待とネグレクトについての重要な知識」の1つです。子どもの診察に関わる医療従事者の方はもちろん、保育・教育・福祉など、乳幼児に関わるすべての専門職の方におすすめの内容です。
教材の特長
- 1成長曲線から読み解く実践演習
実際の体重・頭囲のデータをもとに、いつ頃から、どのような経過で発育不全が進行したのかを成長曲線上で読み解く力を養います - 2多角的なケーススタディ
栄養摂取歴の聞き取り方、発育不全を引き起こす原因の見極め方、うぶ毛や皮膚のたるみなど、重度の栄養不良でみられる身体所見と診察のポイント、通告すべきか否かを判断する視点まで、実際の症例や設問を通じて幅広く学びます - 3医学的評価の要点整理
複雑な検査を網羅的に行うのではなく、栄養欠乏の是正に焦点を当てた評価の考え方を解説します - 4ビフォーアフターの症例写真
栄養状態の改善前後を記録した実際の症例写真を通じて、「介入で状況は改善しうる」ことを学びます
制作チーム
本モジュールは、NPO法人CHRISTUSが運営する子ども虐待評価センター「Center for Miracles」(米国テキサス州)の医師チームにより開発されました。
- ナンシー・D・ケロッグ医師
- ナタリー・キッスーン医師
- ジェームズ・ルクファー医師
- ローラ・R・スピラー医師
- 日本語翻訳監修 溝口史剛医師
- 日本語版制作 SENDA-Projectチーム
