医療者・専門家向け教材
子どもの身体的虐待の医学的評価
日本語版
このeラーニングモジュールは、臨床の最前線で、子どもの様々な病気や怪我の治療を行いうる立場のすべての医療者のために作成されました。このモジュールを学習することで、虐待やネグレクトの徴候を気にかけ慎重に対応する能力は向上するでしょう。
「子どもの身体的虐待の医学的評価」モジュールは、臨床現場で虐待を疑い対応する必要のある様々な臨床ケースを提示し、実際の臨床の流れに沿って対応を学んでいくことが出来るように構成されています。
- 1「レッドフラッグ徴候」を認識する
- 2次なる対応の方針を決定するために適切な問診を行い、生じている損傷や被害児の年齢に応じた診断的検査を行う
- 3確認された所見を診療録に適切に記載する
- 4虐待の可能性がどの程度あるのかについて客観的な判断を行う
- 5通告の可否について判断を行うとともに、診断をさらに明確にするためのより詳細な各種の検査を追加で行う
継続的に更新され、入手可能な最善のエビデンスに基づく「身体的虐待シリーズ」は、この「子どもの身体的虐待の医学的評価」モジュールとその他の関連モジュールとのセットで構成されています。生じている身体傷害に応じてより深く学ぶことが可能な各関連モジュール(「センチネル・インジュリー(警告損傷)」(日本語・英語)、「虐待による頭部外傷(AHT)」(日本語・英語)、「骨折」(英語)、「鑑別疾患」(英語)、等)が用意されています。このような構成により、本シリーズはトレーニング、参考資料、臨床判断の支援において有意義に利用できるでしょう。
「身体的虐待シリーズ」では、学習した内容を実際の臨床になぞらえて理解し、すぐに日常診療に活かすことが出来るように、インタラクティブで効果的な臨床事例が随所で提示されています。一回きりのトレーニングではなく、何度でも読み返すことができる教材です。
学習目標
- 子どもに生じている損傷のタイプ・子どもの年齢・臨床経過に基づいて、評価計画を立案することができる
- 虐待による損傷を疑う必要のある皮膚損傷・頭蓋内損傷・腹腔内損傷・口腔内損傷・骨損傷所見を認識することができる
- 監督ネグレクト・医療ネグレクト・身体的ネグレクトを疑う必要のある臨床経過を認識できる
- 虐待やネグレクトに類似した所見を呈しうる鑑別病態を認識することができる
- 虐待やネグレクトの可能性がどの程度あるのかを含めた医学的評価の結果を、診療録に適切に記録できる
制作チーム
- ナンシー・D・ケロッグ医師
- ナタリー・キッスーン医師
- 日本語翻訳監修 溝口史剛医師
