この度、学術コミュニケーション分野で国際的に高い評価を得ている「Charleston Conference」が、「Charleston Conference Asia」として2026年1月にアジアで初めて開催されることになりました。
Charleston Conferenceとは?
1980年に米国サウスカロライナ州チャールストンで始まったこの会議は、今や毎年約2,500人の図書館員、出版社、ベンダー、研究者が集う、同学術分野で最も重要なイベントの一つです。
この会議の最大の特徴は、単なる講演会ではなく、「カンバセーション(対話)」を重んじている点にあります。参加者は所属や役職の垣根を越えて対等な立場で議論し、業界が直面する課題の解決を目指す、オープンで協力的な文化が根付いています。競合他社や異なる立場の専門家とも率直に意見を交わすことができる、非常にインフォーマルで活気のある場として知られています。
Charleston Conference Asiaの開催意義と特色
アジアは世界で最も急速に研究成果を創出している地域の一つであり、独自の文化や政策の中にユニークな発展を遂げています。 「Charleston Conference Asia」は、米国本会議の「対話」の精神を受け継ぎながら、アジア太平洋地域が直面する固有の課題や機会に焦点を当てます。
参加者は、以下のようなアジアならではのテーマについて、世界の専門家と深く議論することができます。
・オープンアクセス(OA)の動向
・多言語での出版
・研究インフラの革新
・研究評価の手法
・図書館におけるリーダーシップ
この会議は、アジア地域の声を世界に届け、文化を超えた持続的な協力関係を築くための絶好の機会となるでしょう。
「Charleston Conference Asia」は、アジア太平洋地域の図書館、出版社、学術情報ベンダー、研究機関などに所属する、学術コミュニケーションに関わるすべての方々を歓迎します。 この歴史的な第一回大会で、業界の未来を共に考え、新たなネットワークを築きませんか。
詳細については、公式サイトをご覧ください。皆様のご参加を心よりお待ちしております。