OpenAlex Member
機能・サービス一覧
オープンな学術インフラ OpenAlex のメンバーシップ特典と、2026年に追加された新しいAPI機能をまとめたリファレンスページです。
関連資料
メンバーシップ種別
OpenAlex のデータ・API・四半期スナップショットは引き続きCC0ライセンスで無償公開。メンバーシップはオープンインフラの持続可能性を支えるとともに、機関向けの追加機能を提供します。
Member
メンバー
日次APIバジェット $20/日
- 管理ダッシュボード(機関利用統計)
- Community Advisory Board 推薦権
- コミュニティサポート
- PDF sync(アドオン)
Member+
メンバープラス
日次APIバジェット $100/日
- Member のすべての機能を含む
- 日次データ同期サービス
- ベーシックサポート
- PDF sync(アドオン)
Partner
パートナー
日次APIバジェット $200+/日
- Member+ のすべての機能を含む
- フルサポート(専用テクニカルサポート)
- PDF sync(アドオン)
メンバー向けツール(詳細)
Member / Member+ / Partner プランに含まれる5つの機関向けツールと、その詳細機能です。
Affiliation EditorNew
所属情報のキュレーション・修正ツール
OpenAlex上の自機関の所属情報(Affiliation string)を直接管理できるエディタです。出版社がCrossrefに提供する所属テキストは標準化されておらず、AIによる機関マッチングに誤りや欠落が発生します。このツールを使うことで、誤ったマッチングの削除や、見逃されたマッチングの追加を機関側から行えます。
推奨ワークフロー
トレーニング動画:Affiliation Editor Training(32分)
※ ROR レコードの変更(親子関係・別名追加等)は ror.org 経由で申請 → 承認後に OpenAlex へ自動同期されます。
Admin Dashboard
機関の利用状況分析ダッシュボード
自機関のOpenAlex利用状況を可視化するダッシュボードです。機関内の何人のユーザーがOpenAlexを使用しているか、研究コミュニティからのAPIコール数などの統計を確認できます。
Unsub プラットフォーム
ジャーナル購読パッケージの分析ツール
ジャーナルパッケージの真のコストと価値をデータ駆動で予測し、購読に関する意思決定をサポートするツールです。コレクション・ライブラリアン向けに設計されています。
詳細:unsub.org | 日本語情報:iGroupJapan — Unsub
Community Advisory Board
ロードマップへの参画・四半期ラウンドテーブル
OpenAlexのロードマップ優先度を議論する Community Advisory Board への推薦権を持ちます。四半期ごとのメンバーラウンドテーブルにも参加でき、今後の開発方針に対して機関の声を直接届けることができます。
Curations(キュレーション)New
OpenAlexデータの修正申請・追跡システム(My Organization内)
Curationsは、OpenAlexのエンティティに対する「ユーザー申請による修正」を管理する仕組みです。My Organization メニューからアクセスでき、著者の帰属ミス、所属情報の誤り、名前の不整合などを発見した場合、API経由で修正をリクエストできます。各キュレーションには一意のID(例:cur-9Fw3RtYxQ7nLp)が付与され、ステータスを追跡できます。
個人アカウント機能
OpenAlexアカウント(無料)を持つすべてのユーザーが利用可能。プロフィールオーナーとしての著者情報修正と、カスタムリストは作成・管理。
Author Curation(著者キュレーション)
OpenAlexアカウント保持者がプロフィールオーナーとして自身の著者情報を修正(Member不要)
OpenAlexは自動的に著者と著作物を紐付けますが、誤りが生じることがあります。Author Curationでは、プロフィールオーナーや機関のキュレーターが以下の5つのアクションを実行できます。
APIキーによるBearer認証が必要。変更は24時間以内に反映されます。プロフィールオーナー、サイトキュレーター、機関管理者が送信権限を持ちます。
Collections(コレクション)
OpenAlexアカウント保持者が利璨可能なカスタムリスト作成・管理機能(Member不要)
プライベートな名前付きリストを作成し、著作物・著者・機関などのOpenAlexエンティティをまとめて管理できます。コレクションIDを使ってAPIクエリのフィルタリングにも活用できます。
コレクションはプライベート(作成者のみアクセス可能)。APIキーによるBearer認証が必要です。ID形式: col_ + 10桁の英数字。
2026年 新API機能
2026 Q1 の大型リリース「Alice」で導入された新機能群。全APIキー保有者が利用可能(一部は利用量に応じた課金)。
セマンティック検索Beta
4.13億件のエンべディングを使い、キーワードではなく意味で論文を検索。応答時間250ms以下。例:「kelp biomechanics」で藻類関連論文もヒット。
アドバンスド検索
近接演算子・完全一致・ワイルドカードに対応。クエリは最大8KBまで。システマティックレビューにも対応可能な精密検索。
フルテキスト・ンンツAPI
6,000万件以上のオープンアクセス論文のPDF・TEI XMLファイルをAPI経由で直接ダウンロード。一括取得にも対応。
日次データ同期
メンバー向け機能。従来の継続的ポーリングが不要に。毎日の差分データを効率的に取得できるサービス。
開発者ドキュメント刷新
developers.openalex.org にて完全リドューアル。AI最適化された構造で、エージェントからの利用にも対応。
Awards エンティティ
助成金をプライマリエンティティとして追加。30以上のファンダーから2,700万件のファンダー接続を抽出・統合。Wellcome Trustの$360万助成金に支援。
API 従量課金モデル
レート制限に代わり、クレジットベースの従量課金を導入。すべてはAPIキーに1日$1の無料枠が付与されます。
| 操作タイプ | コスト | $1無料枠での利用回数/日 |
|---|---|---|
| 単一レコード検索(DOI/ID指定) | 無料 | 無制限 |
| リスト・フィルタ | $0.0001/回 | 10,000回 |
| 検索クエリ | $0.001/回 | 1,000回 |
| PDF/XMLダウンロード | $0.01/回 | 100回 |
| セマンティック検索(ベクトル検索) | 高コスト | クレジット消費大 |
※ APIキーは openalex.org にて約30秒で無料取得可能(全アカウントに$1/日の無料枠)。
サブスクリプション比較表
年間サブスクリプションにより、大幅に拡張された日次APIバジェットと優先サポートが提供されます。
| Free | Member | Member+ | Partner | |
|---|---|---|---|---|
| FOR EVERYONE | ||||
| 日次APIバジェット | $1 | $20 | $100 | $200+ |
| サポート | — | Community | Basic | Full |
| 日次データ同期 | — | — | ✓ | ✓ |
| Admin Dashboard | — | ✓ | ✓ | ✓ |
| Community Representation | — | ✓ | ✓ | ✓ |
| PDF sync | — | Add-on | Add-on | Add-on |
| FOR ACADEMIC & GOVERNMENT(上記に加えて) | ||||
| Affiliation Editor | — | ✓ | ✓ | ✓ |
| Unsub アクセス | — | ✓ | ✓ | ✓ |
| パワーユーザーアカウント×3 | — | — | — | ✓ |
| 年5時間コンサルティング | — | — | — | ✓ |
※ 価格はAcademicとCorporateで異なります。詳細は openalex.org/pricing を参照してください。
データ品質の向上
2026年前半に実施されたデータ品質改善と、カバレッジ拡大の実績。
4,400万件
リポジトリ帰属の誤りを修正
2,390万件
欠落していた所属情報を補完
460万件
IRDBから日本のリポジトリ論文を追加
1.07億件
著者レベルの埋め込み(ディスアンビギュエーション用)
1,790万件
トピック分類パイプラインのバックログ解消
300万件
APIに到達していなかった抄録を修正
今後のロードマップ(Q2–Q4 2026)
著者精度の向上
ORCID駆動によるマージ処理、生のORCIDデータの公開、セルフキュレーションUIの提供。著者名ディスアンビギュエーションシステムの完全リニューアル。
データ品質チケットの大量処理
arXivバグ、抄録欠落、リポジトリ分類の問題など、コミュニティから寄せられた数千件のチケットをAI監督下で半自動的に解決。
UI全面刷新
全21エンティティタイプで検索・ブラウズ・CSVエクスポートに対応。より直感的なインターフェースへ。
Funding Intelligence
助成金メタデータと研究成果データの統合による、ファンディングインテリジェンス機能の拡充。
