
図書館向けビッグディール分析及びシュミレーションツール
Unsub.orgは、OurResearch社が2019年から行っているプロジェクトの1つです。OurResearch社は出版社のDOIから、OAをナビゲートするunpaywallというサービスも提供しております。今回は、このOAのデータベースを活用して、図書館向けに特にシリアルクライシスという学術図書館の切実な問題に焦点を当て、その解決策としてunsub.orgというサービスを提供しております。近年、毎年値上げが発生する学術電子ジャーナルがある一方で、Open Access誌(Gold OAとHybrid OA)など、Openで閲覧できるタイトルやジャーナルが増え続けています。Unsub.orgは、タイトル毎にシビアなCost Per Useを計算し、いわゆるビッグディールを辞めた場合の様々なシナリオを図書館に提供しています。各図書館での利用統計をシステムにアップロードいただき、アクセスベースの既存のビッグデールを分析し、Openで閲覧できるタイトル、ILLでの提供を受けられる閾値となる価格を設定し、全体のジャーナル利用をどの程度代替手段でカバーできるか等を視覚的な手法で提供します。これにより、図書館では、5年先までを想定して、感覚ではなくエビデンスに基づいたコスト計算と実現可能性の調査を行うことができます。
分析可能出版社
- Elsevier
- Wiley
- Springer Nature
- Sage
- Taylor & Francis
必要利用統計(Excel or CSV)
- Counter5推奨
- TR_J2
- TR_J3
- TR_J4
Citationが高い順番にリスト化
Brain Researchにチェックを入れると下記のヒストグラフにもチェックが入ります。
コストを最小限にしてCitationとして利用する可能性のあるタイトルをカバーします。
Institutional citation Weight
Institutional Authorship weight
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