AORN周術期処置のガイドライン
AORNはアメリカにある周術期看護学会です。日本では、麻酔学会が手術室のガイドラインを策定しておりますが、アメリカでは手術看護の学会が、他の学会と調整しながら、エビデンスに基づくガイドラインを策定しております。周術期の様々な措置や事前準備について、おおよそ37項目からなり、1年間に6項目から8項目程度の範囲でガイドラインを毎年更新して提供しております。
現在、AORNのガイドライン自体は下記の3つのサービスで提供しております。
eGuidelines Plus (2 user-)
Print Book
Guideline eBook
2024年版では、以下のガイドラインに更新がありました。
・Design and Maintenance of the Surgical Suite – 手術室の設計とメンテナンス
・Manual Chemical High-Level Disinfection(NEW) – 手動化学高レベル消毒(NEW)
・Medication Safety – 投薬安全性
・Safe Environment of Care(new) – 安全なケア環境
・Safe Patient Handling and Movement – 安全な患者の取り扱いと移動
・Team Communication – チームのコミュニケーション
AORN 2024 Guideline for Prioperative Practiceのコンテンツは、eGuideline PlusとeBook版とプリント版はフルテキスト自体は同じです。プリント版とeBook版が個人向けの本やeBookとして作成されているのに対して、AORN eGuideline Plus版では、フルテキストに至るまで、Quick ViewやAt A Glanceなど、Step毎の動画やイラストを交えて、忙しい看護師が簡単に確認できるように設計されております。他にも、FAQ、プレゼンテーション、チェックリスト、関連PDF電子ブックなども提供しており、Evidenceに基づくガイドラインへのアクセスを実現しております。また、各ガイドラインの記載項目について、レファレンスやEvidenceレベルの情報と共に、提供しており、各項目についてのエビデンスレベルを確認することができます。
また、eGuidelines Plusを購読されている施設では、いつでもどこでもモバイルでリモートアクセスできます。施設内ネットワークに接続している場合は、aornguidelines.orgからモバイルアクセスが可能であり、施設ネットワークに接続して、eGuidelines Plusの個人アカウントにログインすることで、90日間のリモートアクセスが利用可能です!
eGuideline+では、2つのタイプの製品を提供しております
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- eGuideline+ Premium Package (eGuideline, Tools, FAQs. At a Glance Library, Covid19を含む5冊のeBooks)
- eGuideline+ Premium Package+Accreditation Assistant (eGuideline, Tools, FAQs. At a Glance Library, Covid19を含む5冊のeBooksとAccreditation Assistant)
特徴
・文字だけでなく、画像や動画を含めて、実務者がスタンダードに準拠したエビデンスベースのガイドラインの周術期措置を詳細かつ簡便に実現できる
・また実務者が不安に感じたこと、疑問に感じたことを膨大なFAQの中で、スタンダードに準拠した内容を含めて確認することができる
AORNガイドラインの目的
AORNは、エビデンスに基づいた有効な周術期看護実践を促進し、専門職を進歩させ、専門の手術看護師(RN)を支援することに尽力しています。
AORNは、専門家によりエビデンスが評価された周術期ガイドラインのこのコレクションを作成することにより、手術およびその他の処置を受けている患者の安全なケアを促進します。このガイドラインは理解しやすく、包括的な内容をカバーしており、周術期のRNの専門的責任の範囲を収録しています。ガイドラインは、達成可能であり、患者のケアと職場の安全の最適なレベルである処置の出版を目的としています。