学術の「質」を守り、「手間」を削る
ジャーナル出版管理システム。
「EditFlow®」は、投稿受付から査読、採否決定に至るまでの煩雑なプロセスを一元管理する、シンプルかつ直感的なジャーナル出版管理システムです。数学分野を中心に高品質な学術出版を手がける非営利出版社Mathematical Sciences Publishers(MSP)が、自らのジャーナル運営で培った知見をもとに開発し、現在は世界各地の学会・独立系ジャーナルにも導入されています。
本当に集中すべき「研究の質」に、時間とエネルギーを。
「編集委員の時間を、本来の仕事に取り戻す」
そのために設計されたシステムです。
手作業のメール管理や複雑な汎用システムに代わり、査読プロセス全体を見渡せるシンプルな設計を追求しています。
EditFlowは、非営利の学術出版社MSPが、自らのジャーナル運営で培った経験をもとに開発したジャーナル出版管理システムです。現在では、数学分野を中心に、MSP以外の学会・独立系ジャーナルにも広くご利用いただいています。
MSPによる開発・運営
1997年設立の非営利出版社MSPが、自誌の査読・編集業務を効率化するために開発。現在もMSPのプログラマーを含むスタッフが、継続的な改良とサポートを直接担っています。
パートナージャーナルとの協働
EditFlowを利用するジャーナル・学会は、単なる導入先ではなく、機能開発の方向性を共に検討するパートナーとして位置づけられています。個々のニーズに応じたカスタム機能の追加にも対応します。
iJapan(日本総代理店)
iJapan株式会社は、EditFlow導入に関する日本国内の総代理店として、契約・請求・日本語サポートを提供します。導入検討からご利用開始後のフォローまで、日本語で一貫してご対応します。
投稿から採否決定まで、迷わずたどり着ける設計。
EditFlowは、数学分野で一般的なジャーナル規模に合わせて設計されたインターフェースにより、ジャーナル全体のパイプラインを一目で見渡し、そこから直接作業に取りかかれます。余分なクリックや障害を取り除き、編集委員・事務局の負担を軽減します。
著者・査読者は、迷わず投稿へ
著者や査読者はメールで届く固有のトークンを使ってアクセスするため、新たなユーザー名・パスワードの登録は不要です。投稿・査読といった作業に、余計な手間なくたどり着けます。
編集者は、まとめて一元管理
進捗状況の確認、査読者への依頼、著者とのやり取りなど、すべてのタスクをシステム上で一元管理。複数の論文を並行して審査する場合でも、状況が「見える化」されます。
意思決定は、自由に設計
編集者単独の判断から、チーフエディタの承認、編集委員会全体の合議まで、ジャーナルごとの意思決定プロセスに合わせて柔軟に設定できます。
編集委員会にも、著者・査読者にもやさしい設計
立場によって求める機能は異なります。EditFlowは双方の負担を減らすことを軸に設計されています。
編集委員会・事務局向け機能
投稿の一覧性と個別対応のしやすさを両立したインターフェースで、査読プロセス全体を見渡しながら、必要な作業に直接取りかかれます。
- ダッシュボード:全論文のステータスを一覧で把握、期限超過も一目瞭然
- 査読者データベース:共有・精査された数学者の連絡先から候補者を検索
- テンプレート機能:定型メールを編集者ごとにカスタマイズ・保存
- 柔軟なアクセス権:編集委員ごとに閲覧範囲・匿名性を細かく制御
- 統計・レポート出力:各種集計データをCSV形式でダウンロード可能
- データ主権:ジャーナル側がデータを所有し、自機関でのバックアップも可能
著者・査読者向け機能
個々の著者・査読者は、投稿・査読のためにシステムを使う機会が多くありません。だからこそ、余計な手間をなくすことにこだわった設計です。
- トークン認証:メールで届く固有リンクからアクセス、新規登録不要
- セキュアな査読環境:論文の閲覧・評価・コメントはすべてシステム上で完結
- クイックオピニオン:本格査読の前に、外部専門家が簡易的な意見を提示できる仕組み
- 進捗の可視化:投稿状況をいつでも確認可能
- 改訂版アップロード:再投稿もシステム上で完結し、バージョン履歴を保持
EditFlowの6つの特長
数学分野のジャーナル運営で培われたノウハウが、細部の設計に反映されています。
シンプルなインターフェース
数学分野で一般的なジャーナル規模に合わせたレイアウトで、パイプライン全体を一望しながら、そのまま個別の作業に取りかかれます。余分なクリックがありません。
専門家による直接サポート
お問い合わせには、EditFlowを深く理解しているプログラマーなどのスタッフが直接対応。メールやビデオ通話で、バグの調査・修正も迅速に行われます。
クイックオピニオン
本格的な査読を依頼する前に、外部の専門家から簡易的な意見を求めるオプション。担当編集者が論文に適した専門家を個別に指名して依頼します。ジャーナルに合わない投稿を効率的に見極め、選別できます。
厳選された査読者データベース
EditFlowを利用する多くのジャーナルで共有される査読者データベースにアクセス可能。重複や不達メールを専門スタッフが継続的に精査しています。
プログラムの柔軟性
編集者単独の判断から、投票・ゲートキーパーを含む多段階プロセスまで、あらゆるワークフローに対応。誰がどの操作を行えるかも自由に設定できます。
セクション・特集号への対応
分野・論文種別ごとにジャーナルをセクション分割し、それぞれ専用の編集者・ワークフローを設定可能。ゲスト編集者による特集号の運営にも対応します。
EditFlowで実現できるワークフローの一例
もっともシンプルな「編集者単独判断」から、下記のような多段階プロセスまで、自由に設計できます。実際に複数のジャーナルで採用されているモデルをご紹介します。
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投稿された論文は、まず担当編集者に割り当てられます。
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担当編集者は、その論文がジャーナルに適しているか、関心を集めるかを確認するため、まず外部の専門家から「クイックオピニオン」を求めます。
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担当編集者は、集まった意見をもとに、論文を却下するか本格的な査読に進めるかをチーフエディタに推奨します。
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チーフエディタが同意すると、論文は担当編集者に戻り、本格的な査読レポートのために査読者へ送られます。
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すべての査読レポートが集まった後、担当編集者は「受理」「修正依頼」「却下」のいずれかを推奨します。
EditFlow導入による違い
従来のメール・手作業、あるいは汎用の大規模査読システムと、EditFlow導入後の違いを、プロセス・観点ごとに整理しました。
| 観点/プロセス | 従来(手作業)の運用 | 主な課題 | EditFlowによる効率化 |
|---|---|---|---|
| 論文投稿 | 著者から編集部へ、論文ファイルをメールで送付 | 投稿メールが他のメールに埋もれ、見落としが発生しやすい | 著者専用の投稿画面からシステムへ直接登録。進捗確認も可能に |
| 編集者への割り当て | 担当編集者を選定し、ファイルと情報をメールで共有 | 連絡・ファイル共有のたびに手間が発生 | システム上で担当編集者を選び、ファイルを共有するだけで完結 |
| 査読者選定・依頼 | 候補者をリストから選び、一人ずつメールで依頼。返信を待って次候補へ | 依頼・催促・返信確認のやり取りが膨大。査読者情報の管理も困難 | 共有査読者データベースとクイックオピニオン機能で選定・依頼を効率化 |
| 査読 | 論文をメール添付で送付し、査読者はコメントをファイルで返送 | 機密性の高い論文がメールでやり取りされ、バージョン管理も煩雑に | 固有リンクからログインし、閲覧・評価・コメントをシステム上で完結 |
| 進捗管理 | 期限超過や未回答の査読者へ、個別にメール・電話でリマインド | 論文ごとの状況がリアルタイムで把握しづらく、手動対応が発生 | ダッシュボードで状況を一覧化。自動リマインダーの送信タイミングも設定可能 |
| 結果の集約 | 査読者からのメールを確認し、コメント・判定を手作業で集約 | 複数査読者の情報をまとめる作業に時間がかかる | やり取りがすべてシステムに記録・保管され、容易にアクセス可能 |
| 著者への通知・再投稿 | 判定とコメントを整理し、著者へメールで通知。改訂版もメールで受付 | 通知漏れや、改訂版ファイルのバージョン管理が複雑化 | 判定をワンクリックで通知。改訂版アップロードも自動管理され履歴が残る |
| 採択後の管理 | 最終版ファイルを編集部内で管理し、出版作業へ引き継ぐ | 査読データと出版プロセスの連携が途切れがち | 採択後の最終原稿をシステム内で保持し、組版・出版システムと連携 |
| システム規模の適合 | 大規模汎用の査読システムを導入 | 数学系ジャーナルの規模には過剰・複雑になりやすい | 数学系ジャーナルの規模感に合わせた、過不足のない設計 |
| データの帰属 | 外部システムやメールにデータが分散 | 運営終了時にデータを持ち出せない場合がある | ジャーナル運営者がデータを所有し、必要に応じてバックアップも可能 |
EditFlowは、どんな学会・ジャーナルに向いていますか?
紙・メールベースの運用に限界を感じている編集委員会から、投稿量の多い専門誌まで、幅広くご活用いただけます。
学会・独立系ジャーナルの編集委員会
- 紙・メール運用からの移行:投稿・査読・進捗管理を一つのシステムに集約
- 多段階の意思決定:チーフエディタ承認や合議制などの複雑なワーク
フローにも対応 - セクション・特集号運用:分野別・ゲスト編集者による特集号にも対応
- データ主権の保証:ジャーナル運営者がデータを所有し、必要に応じてバックアップも可能
- 導入時の伴走支援:MSPスタッフによるオンボーディングサポート
投稿する研究者・査読を引き受ける研究者
- 登録不要:メールで届く固有リンクからそのままアクセス
- 進捗の可視化:投稿状況をいつでも確認可能
- セキュアな査読:論文がメールで転々とすることがなく、機密性を確保
- クイックオピニオン:本格査読前の簡易意見提供にも対応
- スムーズな再投稿:改訂版のアップロードもシステム上で完結
よくあるご質問
EditFlowの導入・機能・契約に関して、よくいただくご質問をまとめました。
EditFlowはMSP以外のジャーナルでも導入できますか?
はい。EditFlowはMSP刊行誌向けに開発されたシステムですが、現在は数学分野を中心に、世界各地の学会・独立系ジャーナルにも単体で導入されています。既存の紙・メールベースの運用から移行するジャーナルも多くあります。
著者・査読者もアカウント登録が必要ですか?
いいえ。投稿・査読を行う著者や査読者は、メールで送付される固有のトークンによって認証されるため、新たなユーザー名・パスワードの登録は不要です。編集委員・スタッフのみ、通常のユーザー名・パスワードでシステムにアクセスします。
複雑な査読ワークフローにも対応できますか?
はい。編集者単独の判断から、チーフエディタの承認、編集委員会全体での投票まで、多段階・多層のプロセスに対応します。誰がどの論文のどの状態に対してどの操作を行えるかも、自由に設定可能です。
導入後のデータは誰が所有しますか?
ジャーナル運営者ご自身がデータを所有します。MSPは安全にジャーナル記録を保管しますが、必要に応じて自機関のサーバーへバックアップを取得することも可能です。将来的にEditFlowの利用を終了する場合も、ジャーナルの履歴データを持ち出すことができます。
導入にあたり、事前にどのような準備が必要ですか?
既存の投稿規程・編集委員会の体制(役割分担、意思決定フロー)をご整理いただければ、MSPスタッフがそれに合わせたワークフロー設定をご案内します。既存データの移行についても個別にご相談いただけます。
導入時・導入後のサポート体制は?
MSPのプログラマーを含む専門スタッフが、メールやビデオ通話で直接サポートします。iJapan株式会社では、以下を日本語でご提供しています。
- 導入検討・お見積りのご相談
- 契約手続きのサポート
- MSP公式のデモ動画・ヘルプ情報(英語)のご案内
- 導入後の運用フォローアップ
- お問い合わせ窓口(日本語):平日 9:30〜18:00(JST)
日本国内での契約・請求は可能ですか?
はい。EditFlowの日本国内総代理店である iJapan株式会社 を通じて、日本円建ての請求書払い・消費税対応にてご提供します。導入後の運用サポートも iJapan にて日本語で承ります。
EditFlowに関するお問い合わせ
学会・ジャーナルへのEditFlow導入検討、デモのご依頼、既存運用からの移行に関するご相談等がございましたら、お気軽にご連絡ください。
