数学者による、数学者のための
非営利学術出版という選択。
「MSP(Mathematical Sciences Publishers)」は、UCバークレー名誉教授Robion Kirby氏らにより1997年に設立された、数学分野の非営利学術出版社です。商業出版社による誌代高騰への対抗として生まれ、以来、数学者自身が運営する非営利モデルのもと、代数・幾何・解析・トポロジー・確率論など数学の幅広い分野で、高品質な学術ジャーナルを持続可能な低価格で提供し続けています。近年注目される暗号理論やデータサイエンスなど、IT・産業界とも深く関わる応用数学分野も刊行しています。
非営利の出版が、数学コミュニティに恩恵をもたらす。
すべては数学コミュニティのために。
非営利出版だからこそ実現できる品質と価格。
設立以来、MSPは一貫して「数学者が主導する、数学者のための出版」を掲げ、業界屈指の編集品質と持続可能な価格を両立しています。
Mathematical Sciences Publishers(MSP)は、米国カリフォルニア州に拠点を置く非営利の学術出版社です。世界の主要大学・研究機関の数学者コミュニティに広く利用され、質の高い研究発信を支えるインフラとして機能しています。
非営利・数学者主導の出版
1997年、UCバークレー名誉教授Robion Kirby氏らにより設立。株主や学会への資金提供義務がないため、得られた収益はすべて出版品質の向上と価格の持続可能性のために再投資されています。
刊行タイトルの拡充
Courant Journal of Pure and Applied Mathematics(2027年創刊予定)やMathematica Scandinavica(2026年よりMSPが刊行)など、新規タイトルの受け入れも継続的に行っています。
iJapan(日本総代理店)
iJapan株式会社は、MSPジャーナルの購読に関する日本国内の総代理店として、契約・請求・日本語サポートを提供します。導入検討から運用開始後のフォローまで、日本語で一貫してご対応します。
非営利だからこそ実現できる、出版の姿。
MSPは、株主や学会への配当義務がない非営利法人として運営されています。得られた収益はすべて出版品質の向上と、持続可能な低価格の維持のために再投資され、数学コミュニティ全体の研究発信を支えています。
厳選誌への、最高水準の編集
各分野トップクラスの数学者が編集委員を務め、厳格な査読プロセスにより質の高い論文のみを掲載。数学的記法を熟知した専門スタッフによる組版・コピーエディティングで、著者の研究を最良の形で世に送り出します。
主要データベースでの高い可視性
MathSciNet、zbMATH Open、Scopus、Web of Science等、数学分野で参照される主要な索引データベースに幅広く収録。刊行された論文が世界中の研究者に確実に届く体制を整えています。
S2Oという等身大の選択肢
購読料収入が一定の目標額に達した年は、その年の掲載論文をオープンアクセスとして無償公開する「Subscribe to Open(S2O)」モデルを主要誌に導入。著者に論文掲載料(APC)を課すことなく、オープンアクセスを実現します。
ジャーナル購読 と パッケージプラン
単誌ごとのご契約から、複数誌をまとめた割引パッケージまで、カバーしたい研究分野の広がりや希望タイトル数に応じてお選びいただけます。
数学・関連分野の専門ジャーナル群
代数学、幾何学、トポロジー、解析学、確率論、力学など、数学とその周辺分野を網羅する15誌以上を刊行。トップクラスの編集委員による厳格な査読と、業界随一の組版品質で、著者と読者の双方から高い信頼を得ています。
- 高い被引用実績:Geometry & Topology、Pacific Journal of Mathematics等、分野を代表する主要誌
- Subscribe to Open:主要5誌(2027年より6誌)が購読支援によるオープンアクセスを実施
- 柔軟な購読形態:電子版のみ/電子+印刷版、ティア区分(Carnegie分類/Shanghaiランキング)に応じた価格設定
- 学部生・若手研究者支援:Involve誌など、学生との共同研究発表の場も提供
- 索引・指標対応:MathSciNet、zbMATH Open、Scopus、Web of Science等に収録
複数誌をまとめた割引パッケージ購読
幅広い分野の主要誌をまとめて導入いただける割引パッケージをご用意。単誌ごとの契約より効率的に、図書館の購読ラインナップを拡充できます。
- MSP Package/MSP Expanded Package:MSP主要誌をまとめて導入できる包括プラン
- EMS+MSP Joint Package:欧州数学会(EMS)誌とMSP誌を組み合わせた合同パッケージ
- ティア制価格:米国機関はCarnegie分類、日本など米国以外の機関はShanghaiランキングに基づく区分で公平な価格設定
- 電子版への印刷追加:既存の電子購読に印刷版を低コストで追加可能
- 個別見積り対応:貴機関のティア区分・希望タイトルに応じたお見積りをご提供
数学コミュニティが選ぶ理由
非営利という運営形態だからこそ実現できる、価格・品質・柔軟性のバランスがMSPの強みです。
Subscribe to Open(S2O)
購読収入が目標額に達した年は、その年の全論文を著者負担なしでオープンアクセス公開。目標額に届かない場合は通常の購読制を維持する、コミュニティ支援型のモデルです。
- Geometry & Topology等、主要5誌が対象(2027年に6誌目を追加予定)
- 2026年発行分は対象全誌がオープンアクセスで公開決定済み
- 著者への論文掲載料(APC)請求は発生しない
数学に精通した編集・組版
数式・記法を熟知した専門スタッフが組版とコピーエディティングを担当。非英語圏の著者による原稿にも丁寧に対応し、研究内容を正確かつ読みやすい形で発表できるよう支援します。
- 複雑な数式レイアウトにも対応する自社組版システム
- 非母語話者の著者向け英文校正サポート
- 色付き図版・付録データの掲載も追加料金なし(誌による)
ティア制による公平な価格設計
Carnegie分類(米国機関)またはShanghaiランキング(米国以外の機関)に基づく2段階のティア制を採用。機関規模ではなく、国際的なランキング区分によって価格帯が決まります。
- 米国:Carnegie「Research 1」に該当しない機関はTier 2
- 日本など米国以外:Shanghaiランキング500位以内はTier 1、501位以降はTier 2
- 複数誌をまとめたパッケージ購読でコスト削減
- 個別見積りは iJapan株式会社 が日本語で対応
MSP発行の主要ジャーナル
代数・幾何・トポロジー・解析・確率論・力学など、数学とその関連分野を幅広くカバーしています。価格・購読形態の詳細はお問い合わせください。
Algebra & Number Theory
代数構造・数論分野における最先端の研究論文を掲載。トップクラスの数学誌に位置づけられる一誌。
Geometry & Topology
1997年創刊、幾何学・トポロジー分野を代表する看板誌。3名の編集委員が各論文を連名で推薦する厳格な審査体制。
Pacific Journal of Mathematics
1951年創刊の伝統ある総合数学誌。環太平洋地域の数学コミュニティからの投稿を特に歓迎。
Analysis & PDE
数学解析・偏微分方程式分野を代表する専門誌。編集委員会全体による投票で採否を決定する厳格な体制。
Algebraic & Geometric Topology
2001年創刊。代数トポロジー・幾何トポロジー分野で高い評価を得ている専門誌。
Annals of K-Theory
K理論とその関連分野を扱う専門誌。2027年よりSubscribe to Open対象誌に加わる予定。
Involve, a Journal of Mathematics
学部生・大学院生と教員による共同研究を対象とした専門誌。全著者の3分の1以上を学生が占めることを条件とする。
Journal of Mechanics of Materials and Structures
材料力学・構造力学分野の研究を扱う専門誌。工学・材料科学・生物学など学際的な投稿も歓迎。
Combinatorics and Number Theory
組合せ論・数論分野を扱う専門誌。旧Moscow Journal of Combinatorics and Number Theoryを2018年に継承。
Mathematics and Mechanics of Complex Systems
複雑系の力学的挙動を数理的に解明する学際誌。イタリア・ラクイラ大学の研究センターがスポンサー。
Algebraic Statistics
代数幾何学的手法を統計モデルの分析に応用する学際分野の専門誌。2020年創刊の新興誌。
Journal of Software for Algebra and Geometry
代数・幾何研究に関連するソフトウェアを扱う、著者・読者双方に無償のダイヤモンドOA誌。
MSPと商業出版社の位置づけ
Elsevier・Springer・Taylor & Francisなど、大手商業出版社とMSPの違いを整理します。
| 観点 | MSP | 大手商業出版社 |
|---|---|---|
| 運営形態 | 数学者主導の非営利法人 | 株主・投資家への利益還元が前提 |
| 収益の使途 | 全額を出版品質・低価格維持に再投資 | 株主配当・グループ経営費用を含む |
| 購読価格の伸び | 持続可能な低価格を志向 | 継続的な値上げ傾向が指摘されることが多い |
| オープンアクセスモデル | S2Oプログラムあり(著者負担なし) | 高額なAPC(論文掲載料)を著者に請求するケースが多い |
| 編集委員会との関係 | パートナーとして運営方針に関与 | 出版社の意向が優先されやすい |
よくあるご質問
MSPのジャーナル購読・投稿・契約に関して、よくいただくご質問をまとめました。
MSPはどのような分野のジャーナルを刊行していますか?
代数学、数論、幾何学、トポロジー、解析学、偏微分方程式、確率論、力学、統計学など、数学とその周辺分野を幅広くカバーする15誌以上を刊行しています。学部生・大学院生の研究発表の場となるInvolve誌のような専門誌もあります。また、数論分野は暗号理論・情報セキュリティ、統計学分野はデータサイエンス、力学分野は材料・構造工学など、産業界・社会と深く関わる応用数学分野もカバーしています。
「Subscribe to Open(S2O)」とはどのような仕組みですか?
対象誌の年間購読金額が目標額に達した場合、その年に掲載された論文をクリエイティブ・コモンズ・ライセンスのもとオープンアクセスとして無償公開する仕組みです。目標額に届かない場合は、従来どおりの購読制(ペイウォール)が維持されます。著者への論文掲載料(APC)請求は発生しません。S2Oは、数学コミュニティの皆様の継続的なご支援(ご購読)によって実現します。
価格体系(ティア制)はどのようになっていますか?
MSPの価格は、機関規模ではなく、国際的なランキング基準に基づき2つのティアに区分されます。米国内の機関はCarnegie分類を基準とし、「Research 1」(極めて高水準の研究支出・博士号輩出を行う機関)はTier 1、それ以外はTier 2となります。日本を含む米国以外の機関はShanghaiランキング(ARWU)を基準とし、500位以内はTier 1、501位以降はTier 2となります。研究所は通常Tier 1として扱われます。いずれのランキングにも該当しない機関や、区分にご不明な点がある場合は、iJapan株式会社までお問い合わせください。
複数誌をまとめて購読する割引パッケージはありますか?
はい。複数のMSP誌をまとめた割引パッケージ(MSP Expanded Package等)をご用意しています。単誌ごとの購読よりも割安な価格で、幅広い分野の主要誌を導入いただけます。詳細な内容・価格はお問い合わせください。
貴機関のティア区分・希望タイトルに応じた個別見積りをご提供します。iJapan株式会社または取次店までお気軽にご相談ください。
MSP誌に論文を投稿するにはどうすればよいですか?
各誌のウェブページに設けられた投稿フォームから、オンラインで原稿を提出いただけます。投稿後の進捗は編集委員会とのやり取りを通じてご確認いただけます。数式を含む原稿にも対応した組版・校正体制が整っています。
学生の研究成果を発表できる専門誌はありますか?
通常の専門誌への投稿は、著者が学生かどうかに関わらず可能です。加えて、学部生・大学院生が全著者の3分の1以上を占める、指導教員との共同研究を対象とした専門誌としてInvolve誌をご用意しています。
日本国内での契約・請求は可能ですか?
はい。MSPの日本国内総代理店である iJapan株式会社または取次店を通じて、ご契約手続き・日本円建ての請求書払いが可能です。
認証・アクセス管理はどのように行いますか?
MSPのジャーナルサイトは、登録された機関のIPアドレス範囲に基づくアクセス制御のみに対応しています。OpenAthens・Shibboleth等のフェデレーション認証やシングルサインオン(SSO)には対応していません。学外(自宅等)からのアクセスについては、通常、大学のプロキシ経由でのご案内となります。詳細は貴機関の図書館にご確認ください。
導入時・導入後のサポート体制は?
iJapan株式会社にて、以下の支援を日本語でご提供しています。
- 購読タイトル・パッケージ選定のご相談
- 見積り・契約手続きのサポート
- MSP公式サイト・ヘルプ情報(英語)のご案内
- 導入後の運用フォローアップ
- お問い合わせ窓口(日本語):平日 9:30〜18:00(JST)
MSPに関するお問い合わせ
ジャーナル購読検討、投稿に関するご相談、価格・パッケージに関するご質問等がございましたら、お気軽にご連絡ください。
iJapan株式会社(アイジャパン株式会社)
〒120-0035 東京都足立区千住中居町17-20 5F-21
03-4400-6977
平日 9:30 – 18:00(JST)
日本語 / 英語
